『赤い原罪』は、神を呪い抗い続ける貧しい父娘の姿を修道女の目を通して描き「神に救いはあるのか」「罪とは何か」を観る人の心に強く訴える作品である。
神学を10年学び、牧師の資格を持つムン・シングが監督し宗教問題に鋭く切り込んだ本作は、公開とともに韓国で宗教論争を巻き起こした。
神を信じるクリスチャンにとっては本作のテーマを決して看過することができず、テーマに真摯に向き合うことは自身の宗教心を確かめ見直すことにつながる。
さらに本作は単なる宗教映画にとどまらず、「生きる」という人間の根源的な想いを伝える力強い人間ドラマでもある。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019にて審査員特別賞を受賞、長らく日本公開を待たれていた作品が満を持して劇場公開される。
とある漁村の教会を訪れる白髪の女性。
その教会に修道女として務めていた40年前の出来事が語られはじめる。
40年前、その村には極貧の身体の不自由な父親と癲癇持ちの娘が住んでいた。
他人に頼らず生きようとする父娘と手を差し伸べようとする修道女。
村と父娘の秘密と罪があらわになっていく。
神を呪う父と神を追う娘、修道女が最後にとった選択は…
監督:ムン・シング(文信久)
Biography
1985~1994 Theater Direction, Play, Production, Actor
1994~present Film Direction, Play, Making, Actor
Filmography
1994 Miranda film 98' Director
1996 Collector film 100' Director
サンムン : ペク・スンチョル
エスター:キム・サンオク
へジョン:イ・ヒョンジュ
監督:ムン・シング(文信久)
プロデューサー : クォン・ミョンファン (權明煥)
撮影監督: チョン・ジェ・スン / 照明 : ミン・ドクギ / 美術:イ・ヨンガプ / サウンド : スタジオ87 / 編集: カン・ヒチャン / 音楽 : パク・ソンフン / デジタルインターミディエイト : カン・ヒチャン
東京都 | |
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シアターギルド代官山 | ※上映終了 |
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